悩み事って、きっと誰にでもあるよね。
もちろんオレにもあるし、あんたにだってあると思う。
毎日毎日、悩んで悩んで。
答えを掴んだと思って目をつぶっても、翌朝目を覚ませば同じ悩みが襲ってくる。
出口なんてなくって、もう逃げ出したいって目を逸らしても、逸らした先には同じ顔した何かがある。
他人に話して楽になってもその効果は刹那的で、誰かに背負ってもらいたくってもそれは自分で背負わなければ意味のないことで。
いっそ悩まず生きていけたらいいのかなって思うけど、悩みのない生なんて、そもそも一番恐ろしいもので。
一番大切な人に当り散らしたり、一番大切なものを傷つけたりして、それでも歩みは止められなくって。
森羅万象の観測者として神がいるなら、さぞかし面白かろうなって思う。地上をこんな風に這いずり回ってる人間を、遥か高みから見下ろせたら、どれだけ滑稽だろう。
だけどその愚かしさとか悲しさが、人で。
だからオレは人を愛せて、まだ自分を誇れる。
涙の分だけ優しくなれたら、嗚咽の数だけ強くなれたら。
願う。そう願う。
願わくば、この悩みの果てに幸せを。
あなたにも、そして何よりオレ自身に。
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